CHANGE〜警視庁特殊捜査課〜
「とりあえず、今日初めて特捜課での仕事で、これだけ動けたんだから上出来じゃないか。
少し突っ込んじゃうとこはあったけど、結果オーライだったんだし。
誉めるとこは誉めてやりなよ。」
微笑みながらやって来た宮下さん。
よく見ると、宮下さんの目が潤んでる様な…?
「あのー……?宮下さん?
なんで泣いてるんですか…?」
恐る恐る尋ねてみると
「あっ、これ?
これはもう…君ら2人のやり取りを見てたら面白くてっ…」
よほどツボに入ったのか、再び目に涙を浮かべてクックッと笑いだした。
宮下さんて意外と、笑いのツボ浅い感じ…?
「笑うな宮下!!
こいつっ…普通だったら死んでる状況だぞ!!
命がいくつあっても足らんわ!!」
「なぁにぃっ!!!??」
言い返そうと、大きく息を吸った時
「あのっ…すみません。」
少し苦しそうな女性の声が聞こえた。