キス魔

ユタだって


結局は男なんだ。


あたしに向く男は全て自分のものにしたい。


ユタのが100倍可愛いから自分に向かないのが気に入らない。


しかもあたしみたいなブスにキスするし…


ユタは仲良くしてくれてる。


でもユタはどこか強引だった。


前あたしに合コン行こう♪って誘っといて


ゴメン!メンバー決まってた…☆


って言われた。


まぁ、あたし自信男苦手だし。






ガシッ!!!

なにかがあたしの手を掴んだ。

「…何!?」

あたしは振り返った。

「…俺…」

「!?」

あたしの振り返った先にはキス魔の男がいた。

「…何!?いい加減からかうのやめて!!」

あたしはすごい勢いで怒った。

「…恋人同士ならオッケーなんだろ??だったら俺らカレカノな。じゃあ帰り迎えに行くから待ってろよ。」


「はぁ!?」

あたしのことを何も聞かずキス魔は帰っていった。


恋人同士!?


ありえない。


ユタに嫌われちゃう!!


あたしは男よりユタ優先だった。
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