【ホラコン】兎心の宝箱SP

「大丈夫だよ。君が譫言でなんども左手を切れば助かるって言ってたからね」

「そう……、あえるかな?」

「あぁ……」


そういうと医師は、無機質な扉に向かう。

私は、目眩を覚えながらも医師に続いて部屋をでた。


白い……、白い廊下を進む。


やがて一つの扉の前で医師は歩みを止めると、私に入るように促してきた。

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