【ホラコン】兎心の宝箱SP
「はっ、はははっ、ですよねぇ? 今時幽霊なんかいる訳ないですよねぇ」
さっきまでの驚きようはどこへやら、中村は光にちかづいてみる。
目を凝らすと小さなチリや埃が光を反射しているのが伺えた。
「さぁ、博士! この調子でもう一つの方も、幽霊なんかいない事を証明してやって下さい」
中村は意気揚々と歩みを進める。
その後ろ姿を見て、博士は薄く笑うと、今度は彼について歩きだした。