【完】14歳の過去.その全てを詳しく明かします...
私はゲームをしたりするためにごんに私の携帯を借りて使っていた。
私は親に怒られても懲りずに貸していた。
ある日ごんは携帯を買ってもらった。
その日以来私は貸さなくて良くなった。
ごんは私の携帯を勝手に扱う。
当然の事だと私も思っていた。
けど、ごんは私に携帯を絶対に貸そうとはしない。
見せてさえもくれない。
私は一緒に遊びに行った日にごんの携帯を見ることにした。
他のもので遊んで気を取られてるうちに勝手に見た。
電話帳には信じられないものが。
ハートマークのついた女の名前。
私のところを一応確認してみると...なかった。
『これなぁに?誰なの?』
私の言葉にビックリしたように携帯を取り上げて携帯を閉じる。
『あれ、だれ?女でしょ?浮気?』
問いただす私に
『お前だって男と喋ったりするんだから良いだろ。別に、関係ないし。』
関係ないなら言いませんけど。
私はその時は帰り道に電話帳の名前を書き直すだけにしておいた。
彼と離れるなんてあり得ない選択肢だったから。