Candy
「やっぱりねぇ。…あ、大丈夫よ?私以外の先生はしらないから。野次馬の一人から言われたもんだから、あなたと喧嘩した風村くんのところに駆け付けたら、手当ては良いからこのこと誰にも言うなって。ま、言われなくても私は言わないわよ!」
「あ、そう…あいつが」
風村の野郎。
なんのつもりや?
恩着せがましいっちゅーの。
「一方的に殴られたのに口止めするって……あなた達何があったの?友達でしょ?」
「まぁまぁ…いろいろだよ、いろいろ」
「女の子関係でしょ」
リサちゃんは、ベッドに座る俺と目線を合わせる様に屈んだ。
「う…まぁ」
その上目遣いやめい!!
リサちゃんがやると、妙にキマりすぎててあかん。