機械人間-ロボット-


「ええ…でもとりあえず先生に伝えてくるわ」





そう言ってお母さんは


病室を出て行った。


わたしはなんだか長い夢を


見ていた気分だった。


わたしの誕生日の日からだから


5日間分。


すごくすごく…長い夢。


ガチャリッ


扉が開く音がした。


お母さんと一緒に先生が入ってくる。





「綾瀬さん、本当に大丈夫!?あなた、5日間も眠り続けたんだよ!?」


「先生…もう大丈夫よ…」


「不幸中の幸いか、あなた外傷はかすり傷程度なのよ??悪運の強い子ね」





先生はフフッと笑った。


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