機械人間-ロボット-


次の日。


セミの鳴く声で目が覚める。


あたりを見回すと誰も居ない。


…あたりまえか。


枕元にある時計を見る。


9時37分。


お母さん、今日も来てくれるのかな…。


そんなことを考えてボーッとしてると


誰かが扉をノックした。


コンコンコンッ





「…はい??お母さん??」





お母さん、来てくれたんだ…。


わざわざノックなんて


しなくてもいいのに。


ゆっくりと扉が開く。


< 77 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop