機械人間-ロボット-


「…え??」





そこにいたのはお母さんではなく、


男の人だった。


すごく若い男の人。


手には花束を抱えている。





「あの…誰??」





病室を間違えた様子もないので


聞いてみた。





「俺だよ、椿。やっと見つけた」





彼は静かにそう言った。


誰…??


わたし、知らない。


< 78 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop