最愛 1st…過去


私はしばらくは動けずにいて、やっと足が動き家に入った。


「ただいま………」


「おかえり、遅かったのね?」


ママは台所から私を見ながら言った。


「んー、怜衣と買い物。」


私は用件だけ言って、二階の部屋に入った。



「はぁ……」


まだ………
彼女って決まった訳じゃない………



そう何度も自分に言い聞かせた。



ママが夕飯食べる?って言ったけど、要らないって答えた。


食欲がなかったから、お風呂に入って、今日は早めに寝た。




< 23 / 207 >

この作品をシェア

pagetop