最愛 1st…過去
高校1年になった私たち。
快斗と同じ高校に通う。
楽しみだけど、不安の方が大きい。
だって、快斗はいつ取られてもおかしくないくらいモテる。
彼女が出来たら、いつまでも幼なじみで縛るわけにはいかない………
そんなことを思いつめていたら、いつの間にか寝てしまっていた………
‥‥‥‥‥‥
「ず…ゆず………おい、ゆず。」
「ん………なにぃ………」
「何じゃねーよ。学校、遅刻すっぞ。」
「………学校っ!?今何時!?」
「7時37分。」
「遅刻する~っ!」
私は急いで支度の準備をした。
「快斗!いつまで部屋にいるのよ!着替えるから出て!」
「朝からホントうるせーな。お前の着替える姿見ても何も思わねーよ……」
快斗はドアに手をかけながら言った。