幸せという病気
「わかってたんなら、どうしてどうしてって言うんじゃねぇよ」
武が冷静にそう返すと、今度は竜司が武に話す。
「・・・武さん・・・どうしたんですか・・・遥も自分の病気の事でいっぱいいっぱいで・・・」
「知ってるよ」
竜司の話を遮断するかのように、武がそう答えると、遥が武に言い返した。
「・・・香樹が怖がってるじゃん。お兄ちゃんだって、そうやって喧嘩ふっかけるような事して香樹を悲しませてるんじゃないの!?」
「いちいち、揚げ足とるんじゃねぇよ」
そして武は、それに対しても冷めた口調で軽く答えた。
「もう・・・いいかげんにしてください・・・」
耐え切れず竜司がそう言うと、武は病室を出ていく。
重たい空気が病室に残り、竜司は遥を慰めた後、香樹を連れて武を追った。
「武さん。何かあったんですか?」
「何にもねぇよ」
竜司が心配すると、武は何も答えない。
「・・・そうですか。遥も・・・あいつ怖いんだと思います・・・」
「わかってる」
「だったら・・・」
「悪い・・・一つ聞いていいか?」
「はい」
そして武は竜司に質問し始めた。
武が冷静にそう返すと、今度は竜司が武に話す。
「・・・武さん・・・どうしたんですか・・・遥も自分の病気の事でいっぱいいっぱいで・・・」
「知ってるよ」
竜司の話を遮断するかのように、武がそう答えると、遥が武に言い返した。
「・・・香樹が怖がってるじゃん。お兄ちゃんだって、そうやって喧嘩ふっかけるような事して香樹を悲しませてるんじゃないの!?」
「いちいち、揚げ足とるんじゃねぇよ」
そして武は、それに対しても冷めた口調で軽く答えた。
「もう・・・いいかげんにしてください・・・」
耐え切れず竜司がそう言うと、武は病室を出ていく。
重たい空気が病室に残り、竜司は遥を慰めた後、香樹を連れて武を追った。
「武さん。何かあったんですか?」
「何にもねぇよ」
竜司が心配すると、武は何も答えない。
「・・・そうですか。遥も・・・あいつ怖いんだと思います・・・」
「わかってる」
「だったら・・・」
「悪い・・・一つ聞いていいか?」
「はい」
そして武は竜司に質問し始めた。