幸せという病気
「頭で考えてる事と心が思う事・・・結構、自分の中で距離があったりするんだよな・・・」
「・・・」
「妹が病気で、友達が死んだ・・・すみれと付き合いながらも、どっかでビクビクして・・・」
「はい・・・てゆうか武さん・・・」
「ん?」
「・・・二人が付き合った事知りませんでしたけ
ど・・・」
「・・・」
「・・・言ってなかったっけ・・・」
「・・・まったく・・・」
「・・・まぁっ・・・あれだ!!遥に伝えといてくれ」
「・・・はい」
二人は笑い合いながら、話を終えた。
そして遥の病室に戻った竜司は、武達の事を伝える。
「えーっ!!」
「遥、声でかい!!」
「付き合ったの!?」
「・・・みたいだよ??」
「・・・そっか・・・よかった・・・」
兄を思いながら、遥が嬉しそうな顔をすると、竜司はベッドに腰掛け、今日の事を話し始めた。
「遥・・・ごめんな・・・あの時一緒に泣いてあげれなくて」
「ん~ん・・・」
遥は穏やかな顔で首を振った。
「何にも解ってあげれない・・・一緒にいてあげてるつもりだった。けど、結局一人にさせてたんだよな・・・」
「・・・本当は充分過ぎる程なんだ・・・わがままなんだよ私が・・・でも竜司やお兄ちゃんには甘えちゃう・・・わかってほしくて・・・子供でごめんね・・・?」
「ちゃんと傍にいるから・・・今日はゆっくり寝な」
「うん」
遥は、竜司に手を繋がれながら一日を終えた。
そして竜司は、遥が眠った後も暗い病院で泣き続けていた・・・。
「・・・」
「妹が病気で、友達が死んだ・・・すみれと付き合いながらも、どっかでビクビクして・・・」
「はい・・・てゆうか武さん・・・」
「ん?」
「・・・二人が付き合った事知りませんでしたけ
ど・・・」
「・・・」
「・・・言ってなかったっけ・・・」
「・・・まったく・・・」
「・・・まぁっ・・・あれだ!!遥に伝えといてくれ」
「・・・はい」
二人は笑い合いながら、話を終えた。
そして遥の病室に戻った竜司は、武達の事を伝える。
「えーっ!!」
「遥、声でかい!!」
「付き合ったの!?」
「・・・みたいだよ??」
「・・・そっか・・・よかった・・・」
兄を思いながら、遥が嬉しそうな顔をすると、竜司はベッドに腰掛け、今日の事を話し始めた。
「遥・・・ごめんな・・・あの時一緒に泣いてあげれなくて」
「ん~ん・・・」
遥は穏やかな顔で首を振った。
「何にも解ってあげれない・・・一緒にいてあげてるつもりだった。けど、結局一人にさせてたんだよな・・・」
「・・・本当は充分過ぎる程なんだ・・・わがままなんだよ私が・・・でも竜司やお兄ちゃんには甘えちゃう・・・わかってほしくて・・・子供でごめんね・・・?」
「ちゃんと傍にいるから・・・今日はゆっくり寝な」
「うん」
遥は、竜司に手を繋がれながら一日を終えた。
そして竜司は、遥が眠った後も暗い病院で泣き続けていた・・・。