幸せという病気
「人間だ神だぁ?・・・俺は俺だ・・・誰もがそんな宗教じみた事考えながら生きてんのか・・・どいつもこいつも結果論ばっかで・・・そんな御託並べながら誰かの苦しみを見て見ないフリしてる奴ばっかじゃねぇか・・・そんな作ったような言葉で解決出来りゃ誰も悩んだり苦しんだりしねぇんだよ!!なんだよ限界ってよ・・・人を想う時に自分の限界なんてモン考えてねぇんだよ!!あいつの苦しみを救ってやれる程、出来た奴でも偉い人間でもないかも知れねぇけどな・・・俺は何も出来なかった自分を後悔しない程、平然と生きられる奴でもねぇ!!!もっと解ってあげられたかも知れない、もっと傍に居て話を聞いてやれたかも知れない・・・今の俺にはそれしか考えられねぇんだよ!!俺は・・・俺は何て言われようと救いたかったんだよバカヤロー!うるせぇ御託並べんな!!!」
そしてそのまま武は署を後にした。
もう、考える力も無かった。
ただ唯一出来る事・・・。
それは音楽しか無かった。
そしてそのまま武は署を後にした。
もう、考える力も無かった。
ただ唯一出来る事・・・。
それは音楽しか無かった。