幸せという病気
「大好きだからだよ・・・」
《真っ直ぐになるとなんで人は弱虫になっちゃうのかなぁ・・・不安にもなるし、もっともっとホントの事を知りたくなっちゃう・・・その気持ちには多分誰もが勝てないよ・・・みんな弱虫を持ってて、みんな逃げたい気持ちを持ってる。でも・・・なんでかなぁ・・・割り切れないんだよね、その気持ち・・・不安で怖いのに・・・それは、相手の事を誰よりもさ・・・大好きだからだよ・・・みんな弱虫だけど・・・好きって気持ちは、泣けちゃうくらいホントは強いんだよ?》
「そんな悲しい顔しないで・・・?私がいるから・・・一人で抱え込まないで・・・」
「ありがとぉ・・・ホント、出逢えてよかった」
「ん?」
「それと・・・すみれじゃなくてよかった」
「・・・私じゃないって?」
「・・・俺で・・・よかった」
「それって・・・」
「ごめんな・・・俺・・・」
「・・・」
「死んじまうかもしんねぇ・・・」
「・・・やだょ・・・」
「病気に・・・」
「やだよぉ!!」
「・・・」