幸せという病気

「俺・・・ホントはこんなに弱い奴なのに・・・でも多分神様はわかってくれたよ俺の気持ち・・・」

「・・・どうゆう事?」

「すみれを好きだって気持ちを。すみれが苦しむなら・・・俺を選んでくれって・・・そう願った。ホントは怖いし、まいってんだけど・・・」

「・・・武・・・」

「好きって気持ちは、こんなに人を強くすんだな」

「・・・いつも勝手にどっか行っちゃう・・・」

「・・・ごめん」

「・・・私の好きだって負けないもん・・・」

「うん」

「置いていこうとしてもダメだからね・・・?連いてくから」

「あぁ。鼻ぐじゅぐじゅだぞおまえ」

「いいもん」

「鼻かむか?」

「いぃ。・・・武は一人じゃないから」

「うん」

「ずっと一緒だから・・・」

「うん」

「ずっと傍にいるからね・・・?」

「あぁ」

「ほら・・・私だって強いんだよ?」

「わかってる」

「でも・・・」

「・・・」

「でも・・・死んじゃやだょ・・・私は・・・そんな神様嫌いだょ・・・ずるいょ・・・」

「・・・」

「・・・お願いだから・・・死なないで・・・」
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