幸せという病気
茜ちゃん・・・
ありがとう・・・
うん・・・
私に・・・ほんの少し・・・
ほんの少しだけ、力を貸して・・・
「収賄容疑で捕まりたいのかい?兄貴・・・」
「今までは多少の銭もくれてやってたがな、そんなに俺もお人好しじゃないんだよ馬鹿野郎・・・てめぇをいつでも豚箱いれるくらいの事はたやすいんだ、このシャブたれが・・・」
「・・・なめんなよ・・・簡単に捕まってたまるか・・・」
「まぁまぁ、お父さんも修三くんも落ち着いて・・・」
そしてお母さん・・・。
「うるせぇよくそったれ!!馬鹿そうな娘連れやがっていきがってんじゃねぇ!」
「・・・てめえこの野郎・・・何してんだ馬鹿ヤロー!!」
「おい!!やめろ親父!!!おっ・・・おいっ!!母さん!!遥ぁ!!大丈夫か!!」
「お兄ちゃん・・・お・・・お母さんが・・・」
「遥、しっかりしろ!?おいっ!母さん!!しっかりしろよ!!おいっ・・・目ぇ覚ませって!!」
「・・・死なないで・・・お願い・・・」
「もうやめてくれ親父!!!!」