幸せという病気
なのに・・・。
「・・・あのさ」
なんでかな・・・。
「・・・ん?」
今日はあんまり・・・怖くないよ・・・?
「最近・・・綺麗になったよな」
それは、多分・・・。
「ふふっ。何も出ませんよ~?」
武が優しすぎるから・・・。
「ホントにそう思ったもん」
でもね?
「じゃあ・・・待ってる・・・」
私も強くなったんだよ?
「・・・あぁ」
だから武が帰ってくるのを・・・。
「ご飯いっぱい作って・・・待ってるから」
ずっとずっと信じてる。
真実はとてつもなく苦しく
現実は限りなく静かだった。
未来は輝いて見えれど、掴もうとすれば儚さに気付く。
だけど・・・。
人が人を信じる事ほど、美しいものは無い――。