龍の女神となるべき姫【上】
「めっちゃよかったで!!」
「きっと、過去にも未来にも、亜美ちゃん以上の挨拶をする人はいませんよ」
「ほんとかっこよかったよ。
でも、あの高さから飛び降りて大丈夫だった?」
『大丈夫だよ。
でも、悠基まで来るとは思わなかった』
「俺らもびっくりしたわ。
ほんま急に飛び降りたし」
「……姫だけ下に置いとくわけにいかねーだろ」
へー。
『悠基って意外に紳士なんだね!!』
嬉しくて、満面の笑みを悠基に向けると。