龍の女神となるべき姫【上】
「俺はいいんだよ。空虎の象徴だし。
でも、お前は聖龍の象徴ってわけでもねぇんだろ?
どっちかってぇと、天姫みてぇだし」
ちっ。
やっぱこいつにはわかんのか。
銀色と空色は、天姫のトレードマークだってこと。
だてに全国No.3やってねぇよな。
あいつからしたら、適当に言ったひとことなんだろうけど。
俺はあっさり見破られて、いらいらがピークに達してきた。
そのとき―――
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