龍の女神となるべき姫【上】



「ったく。
お前どこであんな技覚えてきたんだよ」




俺と同じくらいのときに復活した優也さんが、亜美にそう聞いたけど。




『内緒だよ』



そう言って、亜美は答えなかった。




そして、亜美は空を見上げた。



雲ひとつない、澄み切った空を。





それからしばらくすると。




『教室行こ?』




そう言って亜美は、しっかりと前を見据えて校舎へと足を進めた。

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