あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
「懐かしいね……」
「あれ…訂正する。
やっぱり…那智が大好きなんだ。
今日の那智…凄かった。
なかなか上手く出産進まなかったんだ。
でも…凄かった。かっこよかったし。
キレイだった。」
「さっき会った時もすんげーキレイになっててびっくりした。」
そうやって、先生に言ったら、「お前が言うな」って怒られた。
「ギュッてしてやろっか。
俺のギュッは1番だって恵子言うよ。
一足先にお母さんになってたから、甘えらんないんでしょ。
お父さんは」
ハッと笑った先生は「頼むよ」と言って本当に俺の胸に顔を埋めた。