あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
「俺しか…好きじゃない?」
「優も好きよ」
にっこり笑って答える。
「俺しか…愛してない?」
「優も愛してるわよ」
これまたにっこり
「那智!!!」
いらついて、ほっぺを引っ張った。
「もう…ちぎれちゃう。
……あなたが大好きで…あなただけを愛してる。
ずっとよ。
高校の頃からずっと…
私は司しか愛せない…」
ほっぺをさすった後、
急に真顔になって…
俺の首に手を回してきた。
…そして
そっと唇を合わせてきた。