あなたとわたし〜魔法と呪い〜2


「弥生はさ、就活も結構適当でさ。

どうせ俺と結婚するんだみたいな感じだったんだ。

だから仕事終わりでも会いたがるし、

朝もゆっくりしたがる。

休みも毎回会いたがる。ってか勝手にくる。


でもさ、俺、ただでさえ、会社決まるの遅かったし、周りより出遅れてるし、ついてくのに、必死でさ。


残業してでも仕事覚えたいし、
休みだって勉強したい。


朝なんて、普通にゆっくりできる訳ないだろ?」


なんとなく宇野が言いたいことが分かってきた。

学生と社会人じゃ違うんだ。


< 239 / 341 >

この作品をシェア

pagetop