あなたとわたし〜魔法と呪い〜2


「そうだよ。十分だろ。


『ラビ』で会った時運命だと思った。

あん時緊張しすぎて何食ったかも、お前と何話したかも…


全然覚えてない。」


……………


「だったら…女の子全部切れよ」


「付き合うことになったら切るよ」

だからダメなんだ。
こいつは…

「そんなんじゃ恵子は納得しない。

俺だって協力できない。



いいのか?もう時間ないぞ。

千李さんが卒業したらどうなるかわかんねーぞ。


運命感じてんじゃないのか!!」


そう怒鳴ると……勇作は黙って考えこんだ。


さっきはソファーで吸ってたタバコを

今度はベランダに行って吸ってみたりして。



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