あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
「真也こそ…自分で言わないでよ。
押しの明石と引きの湯川って言うの。
明石はガンガン行く。粘りまくるんだって。
真也はさ、ダメだと思ったらすぐ引く。」
やっこ先輩が話すと、湯川先輩は苦笑いを浮かべて、つまみを一つ口に入れた。
「…時間の無駄でしょ。
営業なんだから数打たなきゃさ。
まあ粘って明石とか他のやつに後からもってかれることもあるよ。
って俺の話しはいいよ。」