あなたとわたし〜魔法と呪い〜2
「……成瀬くんだっけ?」
「あっ勇作でいいです。」
車の中…千李さんの横顔…
さっかから手汗がとまんねー。
「じゃあ勇作くん。
変な期待させたくないし、はっきりいっておくけど…私、彼氏とか作る気ないから。
看護大学に行ってるし、公務員試験も受かったし、国家試験受かったら県立病院で働くことも決まってるから。
一生独身って決めてるの。」
一人で立ってる感じはした。
誰の助けも借りない。
…そんな感じ。
でも何で今決めるんだ?
「…何でか…聞いていいですか?」
「……罰ゲーム……かな。」