先生の片思い
柚奈を抱えてベッドに運ぶ。
そうとう疲れていたのか、起きる気配は無い。



そっとベッドに降ろして毛布をかけてやる。
あまりに無防備で笑ってしまった。



「また笑ってくれよ?」




そう言って、タオルケットを持って寝室から出る。



ソファーに座って、ちょっとした仕事を済ませる。


柚奈たちは個性があって面白かったが、今の学級は…。



何をしてもつまらなそうだし、何をやっても真剣にはしない。
一線引いてクールに見物、みたいな奴ばっかり。




そんなんじゃ人生つまんねぇのに。



仕事を片付けてから風呂に入って、ソファーで寝た。
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