あたし、脱ぎます!《完》
告白*淳平side*
淳平side
「俺と……、
付き合って欲しい……」
生まれて初めての告白。
緊張して
相手の顔なんて見ることが出来ない。
こんなに
ドキドキしたことも
生まれて初めてかもしれない。
「うん」と、
萌香が頷きながら、答えた。
俺の顔は
筋肉が緩み、
目尻を垂らして
萌香のことを見つめた。
今まで、
女から告白されて、
何となく
付き合うことばかりだった。
でも
高校三年になった時、
廊下で
気になる子を見つけた。
それが
永井萌香だった。