あたし、脱ぎます!《完》
「……そっかぁ。
出来るだけ早く話してね。
もし
彼が芸能活動に反対した時は
相談して。
グラビアアイドルって
彼氏が嫌がるから
突然
辞めたいって言う子がいるんだ。
理解ある彼氏だったら、
良いんだけどね…」
「たぶん
反対はしないと思います。
そういう人ではないんで……」
「そっか。
とりあえず、
話してくれてありがとう。
また後日、話そう。
……さぁ、熱いうちに食べようか」
雰囲気を切り替えようと
無理やり
笑顔を作る真鍋さんに、
あたしは頷いた。
淳平くんが反対する?
……想像もしなかった。
やりがいを見つけたと言えば
頑張れって
言ってくれるのが淳平くんだ。
自分の感情だけを
押し付けるような男の子じゃない。
ちゃんと認めてくれるに違いない。
今日、ちゃんと言えるかな……。