あたし、脱ぎます!《完》
あたしたちは、
すべてを測定後、
一旦教室へ戻り、
時間ギリギリまで待った。
チャイムが
鳴る五分前になると
「行こうか?」と
佳代の声で席を立った。
階段を下り、
一階にある保健室に行くと、
保健委員が測定表を集めていた。
あたしは
「はい」と渡すと、
クラスを確認して、
箱の中に入れた。
保健の先生もそばにいる。
今回は大丈夫そうだ。
そう信じた。
でも事件は
その日の昼休みに起きた。