秘密なカンケイ
「そのまんま。自分でも自覚あるんぢゃない?」
ッッ!!コイツ!!
言わせておけば!!
もぅ我慢の限界ッッ!!
「…芸能人だかなんだか知らないけど、口だしされる筋合いなんてないと思うんだけど?そんなにイヤミ言うんだったらさっさと帰ってよ。自意識過剰もいい加減にしたら?!」
ぁ…ヤバィ…言っちゃった。
「ふぅーん。客にそんなこと言っちゃうんだね〜マネージャーさんに言っちゃうよ?」
「ぁッッ、ごめ…ぢゃなくて、申し訳ありませんでした。でもッッ……!!」
待ってください。
私まだ最後まで話終ってない…
ケド、口が塞がれてて…
これって、キス…され…て…る?
「威勢のイィ子好きだけど、お客様には慎んでね。桃ちゃん。マネージャーさんには黙っておいてあげるから、このことも秘密ね」
きっと私すごくマヌケな顔してると思う
"クスッ"っと笑ってテーブルに向かって歩いて行くイチゴをただ黙って追い掛けるしかなかった