秘密なカンケイ
秘密5
【イチゴSide】
璃久がモタモタしてるから予想より延びた時間
でも夜の店的にはこれからの時間。
調度イィぢゃねぇか。
タクシーに揺られながらこの前の店を目指す
翔斗と偶然同じ悩みを持ったらしく、都合がいいから誘った。
元々1人で行く気はなかったし調度よかった!!
「ところでさ、なんで都心から離れてんの?」
「キャバクラの代名詞の場所ぢゃねー下町なんだよ。レアだぞ、レア。」
「へぇ〜。んで、肝心のお目当ては今日出勤なんだろうね?」
…………あ。
「えッッ…、イチゴ?もしかして……」
「…多分いる?」
「多分て!!まぢいなかったらどうすんだよ」
「そんなの、即行帰るに決まってんぢゃん」
“マヂかー”なんてうなだれる翔斗を横目にチョット反省。
確かにいるかなんてわかんねーよな。
俺、名刺貰えなかったし。