秘密なカンケイ

小さなクラッチバックから出したピンク携帯で操作する仕草で少し違和感…


「それ、営業用でしょ?まぢ携帯ね?」

「なッッ何で分かるの?!」

「桃ちゃんの事なら何でもわかっちゃうんだよね〜」

「…怖ッッ、じゃぁそっちもまぢ携帯ね。アイドルなら携帯の2つや3つ持ってるでしょ?」

「もちろん。てか敬語つ使えって、一応」

「はぃはい、申し訳ありませーん」

「完全に素だな、おぃ。」

「だって、私、あなた嫌い」

「えっ?」


一瞬にして心がズキンと痛んだ。
< 69 / 82 >

この作品をシェア

pagetop