秘密なカンケイ


なのに…


「ふーん…Ok。分かった」


「え…?」


「今日は連絡先交換だけにしてやるから。だから早くまぢ携帯貸せよ」

…!!

また裏の顔!!

しかも命令系?!

「なんで…!!」


「ここでキス、されたい?」

…??!

距離をグッと詰められて今にもしそうな勢いに言う言葉はひとつ。









「わかったわよ、こっちが私のプライベート携帯。名前は上原美月。文句ある?」

“クスッ”と少し笑って私の携帯を手にしたアイツは満足そうな顔。

「文句なんかねぇよ?ありがとね、美月」

よ、呼び捨てだし!!

素早く操作して返された私の携帯には当然のようにアイツの名前が入っていて。


やっぱり負けた気分…
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