フィルムの中の桜と私
突然美由のクラスの男子が言った。
「今からウチのクラスで残ってる奴だけで打ち上げやろうぜ!」
美由は一瞬迷った。打ち上げにも行きたいけど、公園で俊也との約束もある。その時、早紀が近付いてきて言った。
「美由、公園行きなよ。みんなとはまた会えるかもしれないけど、俊也は特別でしょ。美由、好きって伝えるって言ってたでしょ。」
「早紀…」
「美由、今まで仲良くしてくれてありがとね。お互いこれから色々あると思うけど頑張ろ!絶対連絡ちょうだいね!これからも友達だよ!」
「早紀…私こそありがと。また会おうね!」
お互い泣きながら抱き合い、美由は涙を拭きながら校門を出た。みんなのざわついた声はいつしか美由の背中を押すエールに変わっていた。
みんな、いい奴だなぁ…と呟くと美由は立ち止まって振り返り、精一杯手を振ると、そのまま駆け出した。
「今からウチのクラスで残ってる奴だけで打ち上げやろうぜ!」
美由は一瞬迷った。打ち上げにも行きたいけど、公園で俊也との約束もある。その時、早紀が近付いてきて言った。
「美由、公園行きなよ。みんなとはまた会えるかもしれないけど、俊也は特別でしょ。美由、好きって伝えるって言ってたでしょ。」
「早紀…」
「美由、今まで仲良くしてくれてありがとね。お互いこれから色々あると思うけど頑張ろ!絶対連絡ちょうだいね!これからも友達だよ!」
「早紀…私こそありがと。また会おうね!」
お互い泣きながら抱き合い、美由は涙を拭きながら校門を出た。みんなのざわついた声はいつしか美由の背中を押すエールに変わっていた。
みんな、いい奴だなぁ…と呟くと美由は立ち止まって振り返り、精一杯手を振ると、そのまま駆け出した。