魔法の言葉~本当にあった恋の話~
『喉渇かん?

自販機までドライブしよーや』


『うーん・・・』


あたし、心の中がぐちゃぐちゃだった。

葛藤してた。

怖いってゆう恐怖心と

大丈夫っていう安心感と・・・


『えー!!まだ信用できひん?

自販機までやから、ほんの少しやで』


少し悲しそうで

だけど優しい笑顔の男を見て


『・・・わかった。』



あたしの中で、葛藤が終わった。

信じたあたしが居た。

もう少し一緒に居たいって思うあたしが居た。




『ほな、決定な♪

安心しーや?変なとこ連れてったりせんからな』




凄く嬉しそうに

凄く優しく言葉をかけてくれる。


なんだかちょっとだけ、ドキってした。





この時すでに

魔法にかかっていたのかもしれないね。
< 11 / 222 >

この作品をシェア

pagetop