魔法の言葉~本当にあった恋の話~
デートの途中に突然




『付き合って欲しい』




何のムードも無い状況で

突然、言われた。


あたし、すっごく困っちゃって

てゆーか。

だから勘違いされたくなかったんだよって思って



『いや、まだ、友達からで・・・』って

ありきたりな言葉返して。





係長、素直なんだよね。

28歳のくせに、妙に素直。


思ったこと、平気で口にするから

『好き』も

『嫌い』も

全部あたしに伝えてくれる。




初めてのディズニーランドデート。



あたしからしてみれば有り得ない事ばっかりで

だけどそれが逆に

楽しくて、ドキドキして。







ホーンテッドマンション。

暗闇の中、人がいっぱいで

あたしがはぐれそうになった時・・・



さりげなく、手を握ってくれた。



きっと、凄く勇気が必要だったって思う。

繋ぐ手から

係長の緊張が伝わってきた気がした。



優しいねって思った。


頑張ってくれてるんだねって思った。
< 163 / 222 >

この作品をシェア

pagetop