魔法の言葉~本当にあった恋の話~
あたしの家の前に着く。



『麻美、またすぐに来るからな』



あたしを安心させようってかけてくれる言葉

優しさが凄く伝わる。

『うん』

ありがとう



だけどナオは

寂しくないのかな?


大人だから寂しくない?

あたしが子供だから、

ナオは寂しいの我慢してくれてるの?




あたしだけ寂しいのかな?

あたしばっかり好きなのかな?


不安だよ。





『麻美!!年越し、一緒に過ごそうな!!』



大晦日まで、あと3日。



3日後に逢えるんだ。

そう思ったら、凄く気持ちが軽くなった。


『うん!!絶対!!約束だよ?』

『うん、約束な♪』


『気をつけてね』

『おう、またメールするからな』




『麻美。大好きやで』





そう言って、ナオの顔が近づく。

あたしは、恥ずかしくなって目を瞑った。


ドキドキする。

すっごくドキドキしてる。





ナオの唇が、あたしの唇に触れた。




恥ずかしくって

嬉しくって

凄く幸せだって思った。



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