魔法の言葉~本当にあった恋の話~
『麻美の一口頂戴♪』

『いいよー!!』


ナオが豆乳ココアを口にすると・・・


『これ、バリ豆乳の味やな!!

実は俺、豆乳若干苦手やねんな』



えー!!!!!!!

知らなかったよ。


『大丈夫?食べられる?!』


心配するあたしを見て

ナオは笑顔で

『大丈夫やで。平気平気♪

ココア以外は美味しいから』



そう言ってナオは抹茶パフェをくれた。

あーん。ってしてくれて・・・

カップルって感じがして、それだけでドキドキしちゃう!!



『それにしても・・・

豆乳平気だなんて、麻美は大人やな』



大人のナオに、こうやって

優しくからかわれるのが好きだった。


こんな言葉ひとつで

嬉しくなっちゃう単純なあたし。



やっぱり、ナオからすれば

あたしなんて凄く子供なんだよね。




『うん。

あたし、大人だからさぁ!!』


こんなくだらない会話が

楽しくて楽しくて仕方がなかったのは





隣にナオが居てくれたからだよ。
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