魔法の言葉~本当にあった恋の話~
そうして車に戻って

次に目指すのは、約束のお台場。


ナオとのお台場は、これが2回目。




『懐かしいなぁ』


『ねー!!』


『前は観覧車乗ったんだよな♪』


『プリクラも撮ったんだよね♪』



この時のプリクラ。

緊張気味のあたしの顔が

ナオの事大好きだよ!!って訴えてる。

ナオの笑顔がいつでも見られる。

あたしの、大事な宝物。




お台場でも

やっぱり、ひたすら歩いたね。



『麻美、足元気ぃつけや?』


そう言って軽く手を引いてくれたのは

道に小さな穴が開いていて

あたしがヒールを履いているから。




他にも。




ペットボトルのジュースは

蓋を開けて渡してくれたり。


荷物は必ず持ってくれたり。


扉はもちろん、開けて先に通してくれる。



何でこんなにも

ナオは素敵な人なんだろう。




あたしは女の子として

見習わなきゃいけない部分がいっぱいあるなって。


気配り上手なナオを尊敬し

惚れ直してたんだよね。
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