魔法の言葉~本当にあった恋の話~
『麻美ー!!駄菓子屋さんあるで!!』


やっぱり、子供扱い。


『好きなもの選んでええよ?

お兄ちゃんが買ったるからな♪』


『やったー!!チョコ食べたいー!!』


嬉しそうに話すナオに

つられてしまうあたし。


『どれにしようかな・・・』


優柔不断なあたし。


『両方買えばええやん♪』


やっぱり大人だね。

迷ったら両方買うなんて!!


まぁ、駄菓子だけど・・・





自由の女神が見えるベンチ。


『ほな、少し座ろうか』


『うん』


『どれ食べたいー?』


『チョコのマシュマロ!!』


『ほいほい』




『はい、あーん』



ほらね。

袋ちゃんと開けて、差し出してくれる。



女の子が・・・

あたしが喜ぶ事ばっかりするね。



『ナオ、美味しい!!ありがと!!』
< 74 / 222 >

この作品をシェア

pagetop