不良狼×不良娘
あいつ、何調子のってんだよ。
游喜って言ったっけ??まあ、あんな奴どーでもいいんだけど。
「葵羅~!!」
さえかと思ったが・・
「てめーかよ」
「てめーってねえだろーが」
「しらねーよ」
そこに来たのは游喜だった。
「俺の事游喜ってよべって言ったろーが!!」
「うっせーな!!呼べばいーんだろ呼べば!!游喜って!!」
むしゃくしゃしてて言ってしまった。
「葵羅...」
あたしの名前を呼びながら近づいてくる。
「おっおいっ...なんだよ!!離れろよ!」
焦ったあたし。
「葵羅...お前さ...近くで見たら...」
「なっ..なんだよ」
きになんじゃねーか。
「ブスだなー」
なっ!!
「失礼なっ!!てめー殺す!!」
「分かった分かった!!ごめん!!」
なんだよ・・・
「ちょい期待しちまったじゃねーか」
ぼそりとつぶやいた言葉に反応した游喜。
「期待したんだ??だったら、今日の放課後公園じゃなくて、広場に来い」
ん??
「公園と広場あんま変わんねーじゃんーかよ」
「いいから」
まあいっか・・・

この後、思いもよらぬ事が起きるなんて、あたしにはわからなかった。
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop