空と海

それから最近,友人宅からやっと引っ越した自分の家には帰らず違う家に向かった

電車に乗ってる間,揺るぎそうで,切れそうだった決意の糸をどうにか繋ぎとめて…

現在,目的の家の前

手が汗で濡れる

鼓動が早くなり

足が震える

やっぱり止めようか…

けれど、それに勝る思いが込み上げて来て僕の脳が僕の手にインターホンを押す指示を出した。

ピンポーン…


―――
――――――

< 12 / 13 >

この作品をシェア

pagetop