last~舞い散る雪の羽根~

新しき日々の始まり

朝か・・・。


今日から始業式。


カーテンをシャッと開けると、晴々しい青空が広がっていた。


「まだまだ暑いな・・・」


シャツには、寝汗がびったりとついていた。


制服に着替えて、寝巻を洗濯機に放り込む。


「さて・・・」


昨日の残りのハンバーガーを朝食にする。


鮮度が落ちているのは否めないが、充分にうまい。


ぴんぽーん。


呼び鈴が鳴った。


『アイツ』が来たか。


「せんぱーいっ」


おれを呼ぶ声。


「鍵は開いてるから中に入っていいぞ」


言われたとおりに、声の主が部屋に入ってきた。


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