last~舞い散る雪の羽根~
「うーす」
「おはよー」
男女問わずにクラスメイト達と挨拶を交わして席につく。
おれの席は、窓際の一番前の席。
真後ろに井口の席がある。
井口はカバンを置くなり、女子のグループの会話に入っていった。
「おい和人、聞いたか?」
おれが来るなり、女子と楽しげに会話していた匠が寄ってくる。
「なんだ匠、女子に人気があるゲテモノ料理でも調査したのか」
「なんで俺がそんなもの調べなきゃなんねーんだよ」
「落ち着きのないヤツだな。なんだ、言ってみろ」
「なんと、ウチのクラスに転校生が来るらしいぜ」
嬉しさを隠さない笑顔で言う。
「しかもだ」
バンッ!
机を叩く。おれの机だぞバカ野郎。
「とびきりの美少女らしい」
「ふぅん」
「・・・興味なさそーだな」
「実際、ないからな」
「お前、本当に男か?転校生で美少女。まるでマンガみたいじゃないか。この展開で嬉しさを感じないお前はおかしいぞ」
「あのな・・・」
おれはわざとらしく溜息をつく。
「おはよー」
男女問わずにクラスメイト達と挨拶を交わして席につく。
おれの席は、窓際の一番前の席。
真後ろに井口の席がある。
井口はカバンを置くなり、女子のグループの会話に入っていった。
「おい和人、聞いたか?」
おれが来るなり、女子と楽しげに会話していた匠が寄ってくる。
「なんだ匠、女子に人気があるゲテモノ料理でも調査したのか」
「なんで俺がそんなもの調べなきゃなんねーんだよ」
「落ち着きのないヤツだな。なんだ、言ってみろ」
「なんと、ウチのクラスに転校生が来るらしいぜ」
嬉しさを隠さない笑顔で言う。
「しかもだ」
バンッ!
机を叩く。おれの机だぞバカ野郎。
「とびきりの美少女らしい」
「ふぅん」
「・・・興味なさそーだな」
「実際、ないからな」
「お前、本当に男か?転校生で美少女。まるでマンガみたいじゃないか。この展開で嬉しさを感じないお前はおかしいぞ」
「あのな・・・」
おれはわざとらしく溜息をつく。