last~舞い散る雪の羽根~
翌朝。
朝食を食べてからフッ素入りの歯磨き粉をつけた歯ブラシで歯みがきをしていると、インターフォンが鳴った。
「せんぱい、起きてます?」
「ああ、先に下に降りててくれ。すぐに行く」
「はいっ」
ドア越しにぱたぱたと階段を駆け下りていく音が聞こえる。
まだ熱い日差しが窓から入ってくる。
これから涼しくなって、秋になって、紅葉が見られるようになって、冬が来て雪が降る。
そんな風に、何も変わらないけれど、季節はめぐっていく。
穏やかで、いつも通りの日常。
昨日は・・・まあ、あんなことも日常の一コマだ。
そう思いたい。
おれは、準備を終えて外の世界に飛び出した。
朝食を食べてからフッ素入りの歯磨き粉をつけた歯ブラシで歯みがきをしていると、インターフォンが鳴った。
「せんぱい、起きてます?」
「ああ、先に下に降りててくれ。すぐに行く」
「はいっ」
ドア越しにぱたぱたと階段を駆け下りていく音が聞こえる。
まだ熱い日差しが窓から入ってくる。
これから涼しくなって、秋になって、紅葉が見られるようになって、冬が来て雪が降る。
そんな風に、何も変わらないけれど、季節はめぐっていく。
穏やかで、いつも通りの日常。
昨日は・・・まあ、あんなことも日常の一コマだ。
そう思いたい。
おれは、準備を終えて外の世界に飛び出した。