last~舞い散る雪の羽根~
華の転校生
居眠りがバレて脳天チョップ。
授業中に少年マンガを読んでいたのがバレて没収(匠の所有物)。
今日の1、2時間目は、多少のトラブルがあったものの滞りなく終了した。
「滞りなくねーよ!」
匠がこっちにやってきた。モノローグに突っ込むな。
「オレのマンガ取られちまったじゃねーか、どうしてくれんだよ」
「おれの持ち物じゃないからおれは困らない。返してほしけりゃお前が行ってくるんだな」
「まあ、別にもう読んだし、取られたところで全然痛くねぇけどな」
気を遣っているわけではなく、本心からそう思っているようだ。
「・・・本当にいいのか?」
さすがに悪い気がしてきた。
「取り返してくれるのか?」
「いや、松中君の私物ですと言ってくる」
「お前の罪がオレの罪かよ!」
そんなやり取りをしていると、隣の席の女が面白そうに笑顔でおれたちを見ていた。
「おい花岡、何も面白くないぞ。何をぶしゃしゃしゃしゃと抱腹絶倒している」
「そんな、ぶしゃしゃしゃしゃなんてお下品な笑い方なんてしてないよぉー」
「お前は口から生まれたようなヤツだからな、そのような笑い方をしたところで不思議ではない」
授業中に少年マンガを読んでいたのがバレて没収(匠の所有物)。
今日の1、2時間目は、多少のトラブルがあったものの滞りなく終了した。
「滞りなくねーよ!」
匠がこっちにやってきた。モノローグに突っ込むな。
「オレのマンガ取られちまったじゃねーか、どうしてくれんだよ」
「おれの持ち物じゃないからおれは困らない。返してほしけりゃお前が行ってくるんだな」
「まあ、別にもう読んだし、取られたところで全然痛くねぇけどな」
気を遣っているわけではなく、本心からそう思っているようだ。
「・・・本当にいいのか?」
さすがに悪い気がしてきた。
「取り返してくれるのか?」
「いや、松中君の私物ですと言ってくる」
「お前の罪がオレの罪かよ!」
そんなやり取りをしていると、隣の席の女が面白そうに笑顔でおれたちを見ていた。
「おい花岡、何も面白くないぞ。何をぶしゃしゃしゃしゃと抱腹絶倒している」
「そんな、ぶしゃしゃしゃしゃなんてお下品な笑い方なんてしてないよぉー」
「お前は口から生まれたようなヤツだからな、そのような笑い方をしたところで不思議ではない」