last~舞い散る雪の羽根~
秋の扉を叩くとき

おそばにまいりました

「いくぞ」


「ああ」


緊迫した時間。


漢と漢の真剣勝負。


独特の雰囲気が、あたりに立ちこめる。


「ふぅ・・・」


高ぶった気を落ち着かせるために深呼吸をする。


精神を、ただ一点のみに集中させる。


「こぉぉぉぉぉぉ」


勝負は一瞬だった。


「魔球・ひれ伏す地獄!」


必殺の一撃が決まる。


「うわぁ、マジかよっ!!」


おれの勝ちだ。


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