*王子様に恋をして*




「はいっ?」


誰だろうとそちらのほうを見ると4,5人の女子生徒が立っていた


「あなた、樋口まいさんよね?」


その中でもリーダーっぽい人が少し前に出てきて問う

茶色の髪のふわふわp-マの美人さんだ


「はい、そうですけど…」


だれだろう


ネクタイの色を見ると緑のネクタイを締めていた


リーダーっぽい人を含めて3人が緑ネクタイ、二人が赤ネクタイ


どうやらこの美人さんは先輩のようだ
と同級生


「あの、何のようですか?」


私は一番疑問に思っていることを口に出した


瞬間、リーダー以外の人たちに睨まれる

リーダーは嫌な笑みを浮かべていて…


…速く教室戻りたいんだけど…


「私たち樋口さんとお話したいことがあって…、少しいい?」


「え、でももうすぐ4時間目始まるんじゃ…」


「大丈夫よ、すぐに終わるから」


「そーよ、何?先輩の話が聞けないわけぇ?」


赤ネクタイの子が言う
強制かよ…


「じゃ、少し移動しましょうか」

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